「早くも浦和ではザル花火大会が開催中」J1第17節 浦和レッズ-サンフレッチェ広島

昨日からツール・ド・フランスの放送が始まり、その期間中は恒例でサッカーについては縮小営業となるので、この試合についても簡単に。

いや前半40分までは比較的締まった試合展開だったのに、広島のミキッチが負傷退場したのが号砲のようにそこからはどちらも守備崩壊のバカ試合になってしまうとは意外だったね。

前半の浦和の2点は、どちらも広島側に人数が揃っていたのにゾーンなのかマンマークなのかが曖昧になって、ボールホルダーに一切プレッシャーが無い状態になっての失点。それは浦和も全く同じで、後半2分はDFがラインを上げている中で那須だけが相手を追っかけて皆川がどフリー、広島の2点目もロペスを誰も見てなくてまたフリーという有様。そして同点にされた浦和が前がかりになって、カウンターを受けるとただ守備がズルズル下がって為す術もなくやられるいつもの様式美。

しかしさらに意外だったのは、広島の逆転ゴールを決めたロペスのマークを外して、失点後にはガックリ頭を下げていた関根がここから爆発した事で、後半40分にはワンタッチスルーパスをズラタンに通し、ロスタイムには圧巻の7人抜きドリブルシュート! まあ関根が何もしてないのに勝手にスライディングで自爆した野上は相当アレだったんだけど、まあお見事だった。

浦和は相変わらず守備組織は指導されていないのがモロバレで、勝つには勝ったがとても17位のチーム相手にホームでやるべき試合じゃないよね。この勝利でおそらくミシャ監督は続投のまま後半戦突入だけど、問題点は何も解決出来ていない。

そして広島も、一度は浦和のザル守備のおかげで逆転出来たのに、ここまで個人で守れないとさすがに厳しいね。森島の起用が当たったのと、皆川が初得点を決めてロペスが2得点した事が、起爆剤になるのかどうかがポイントだろう。