2016-2017シーズン海外組通信簿(ドイツ編その2、おまけスペイン)

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ダラダラ続けていた、海外組通信簿も今回が最終回。ドイツ・ブンデスリーガ残り選手と、2部ではあるけど今期は試合を見ることが多かった浅野と柴崎について採点しました。

 

ドイツ・ブンデスリーガ

武藤嘉紀 5

岡崎みたいに競り合いで簡単に倒れず、最後まで足を残して粘るプレイスタイルが災いしてドイツに移籍後は怪我が多い選手になっていたが、今期も案の定リーグ5試合目にして古傷を再発、結局ウィンターブレイクまでの欠場を余儀なくされてしまい、復帰後も調子が上がらずベンチ暮らし。

ようやく後半戦のライプツィヒ戦で交代出場から得点を決め、その後は先発に復帰して何とかチームも残留を果たし、彼自身もシーズン5ゴールをマーク、かろうじて最低限のノルマを消化したシーズンだったと言える。シーズン終了後にシュミット監督が解任され、来期は新しい監督の元での再スタートとなる。

 

酒井高徳 6

今まで2部に降格した事が無いハンブルガーSVが、昨年の12月時点で勝ち点4の最下位、今シーズンこそ降格は免れないと思われたが、藁をもつかむ思いでギズドル監督が酒井をキャプテンに指名、ボランチのポジションで起用し始めると何故か調子が上向き始め、最終節のヴォルフスブルク戦で奇跡の逆転勝利を果たし、終わってみれば見事1部残留、試合後に酒井がプレッシャーから解放されて男泣きするシーンは非常に印象的だった。

キャプテンとしての職務では完璧だったが、ボランチに移って中盤でバランスを上手く取って意外な適性を示したものの、パスミスも多くてプレイ自体の出来は総じて平凡、やはりサイドバックのほうが本職だなと思わせるシーズンではあった。来期もギズドル監督が務めるかどうかは不明だが、今度はプレイでチームの躍進に貢献する姿を見たいものだ。

 

宇佐美貴史 3.5

来期こそ、来期こそと言われながらも、またしても出番に恵まれないシーズンを送ってしまった宇佐美。フィジカル重視のシュスター監督が更迭され、バウム監督になって起用されだしたものの、そこでも期待を裏切る出来でまたもベンチ暮らし。残念ながら走力や攻守の切り替えにおいて向上は見られず、閉塞感に満ちたまま1年が終わってしまった。

ブンデス下位のチームは、高いフィジカルとインテンシティが要求されるので宇佐美にとっては厳しい環境だが、そこで活躍が出来ないとテクニカルなサッカーをする上位チームや、他のリーグから誘われるチャンスも無いわけで、既に崖っぷちであると自覚しなければ日本復帰は時間の問題だろう。

 

ドイツ・ブンデスリーガ2部

浅野拓磨 5.5

昨夏にアーセナルへの移籍を果たしたものの、イングランドで労働許可証が取れずシュツットガルトへレンタル移籍。シーズン前半は、3トップのウイングとしてスピードを活かしたプレイでシュツットガルトの勝利に貢献していたものの、絶好機でのシュートミスを繰り返して得点力不足を露呈、途中からインサイドハーフで起用されるようになり、そこでもあまりパッとせず最後はサブ降格と、絵に描いたような尻すぼみのシーズンになってしまった。

来期はアーセナルに戻らず、引き続きシュツットガルトでプレイする事が濃厚らしいが、チームは1部に昇格して補強も積極的に動くだろうから、浅野にとっては正念場である。同じくアーセナルが獲得して怪我などの不運があってモノにならなかった宮市の二の舞いにならないように頑張ってもらいたい。

 

スペイン・リーガエスパニョーラ2部

柴崎岳 6.5

移籍当初は、体調不良等でチームに合流する目処すら立たず、そのまま日本へUターンかと心配されたが、試合に起用され始めるとそのテクニックと戦術眼で、それまでは前線にロングボールを蹴り出すだけだったテネリフェのサッカーを一変させ、チームをプレーオフへと引き上げる原動力になると同時に、サポーターに「パスサッカーを見る喜び」をもたらせてくれる存在として、一気に救世主の位置にまでのし上がった。チームが1部に上がれば契約延長は確実視されているが、移籍したとしてもスペインに留まれる可能性は高そうだ。

ポジションはトップ下での起用が多いが、スペースを見つける能力とタイミングの取り方が上手く、何度も良い飛び出しからチャンスを作って、むしろ香川よりもトップ下での適性は高い。まだフィジカル負けをする事が多いので、そこが今後の課題だろう。

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