「悔しいのは理解できるが、原口の怒りが監督批判と見られなければ良いのだが・・・」ドイツ・ブンデスリーガ第21節 ヘルタ・ベルリン-バイエルン・ミュンヘン

ゼロックス・スーパーカップに続いて、昨日はACLの録画を忘れてしまったので、仕方なくヘルタとバイエルンの試合を録画観戦。最近はDAZNでの観戦に偏ってしまっていて、ついついテレビの録画を忘れてしまうんだよな・・・DAZNでのJリーグ中継が始まったら余計にその傾向が加速しそうで怖い・・・

さてヘルタとバイエルンの試合だが、ご存知のようにヘルタがバイエルンを1-0でリードしたままロスタイムに入り、ほぼ時間稼ぎのために原口が交代した直後にFKを与えてしまい、マイナスのボールをロッベンがダイレクトで打ったシュートのこぼれ球をレヴァンドフスキが押し込み同点、ヘルタがギリギリで金星を逃すという結果になった。

原口が試合後のインタビューでブチ切れていたが、FKを与えたペカリークがドゥグラス・コスタが1対1に晒された場面では、原口と交代で入ったルステンベルガーはペカリークとCBの間に入っていた。原口は既に足が攣っていたし、守備固めとしてはSBとCBの間に出来るスペースを埋めるのは常套手段なので、結果的に裏目に出てしまったのは確かだが、決して采配としては間違いでは無かったと言える。最近は日本メディアの記事もすぐに現地語訳されてしまう時代なので、これが監督への批判として受け取られないかちと心配ではある。

ただ、最後の場面を抜きにすればヘルタの戦術はほぼ完璧だった。ヘルタのフォーメーションは4-1-4-1で、アンカーのシュタルクとボランチのシェルブレット、ダリダがバイエルンのチアゴ・アルカンタラ、キミッヒ、ビダルをマークしてビルドアップを防ぎ、SHのカルーと原口は中央に寄って中盤のプレスに参加しつつ、相手がサイドの高い位置でボールを持ったら素早くSBをフォローして2対1で数滴優位を作る。DFの4人も決してベタ引きにならず、前に出てプレスをかけながら状況によって退却を使い分け、コンパクトさをキープしてバイエルンの中央からの攻撃を押さえ込んだ。

そして前半の21分に、ダイブ気味ではあったがヘルタがFKを獲得、それを8試合ノーゴールが続いていたイビシェヴィッチがニアで合わせてゴールネットの上を打ち抜き、ヘルタがこれ以上無いプランで先制する。バイエルンはレヴァンドフスキとシャビ・アロンソを温存したのもあって、センターラインの攻めに迫力は無かったが、ロッベンとラームのコンビネーションと、サイドだけじゃなく中央にもドゥグラス・コスタが顔を出してドリブル突破を仕掛けるなど力技を見せるが、ヘルタはGKヤーステインを中心に粘り強く守って得点を許さない。

これで後半の11分に、カウンターからカルーがドリブルを仕掛け、横パスを原口がダイレクトで打ったシュートが入っていれば完全に試合は決まっていたんだけどね・・・序盤から長い距離のスプリントを何度も仕掛けて疲れてはいたんだろうが、せめて枠内に飛ばして欲しかった。攻撃選手ながら3回もタックルを成功させ、対人勝率でもバイエルンの選手相手に62%と高い数字を残していただけに、画竜点睛を欠く結果になってしまったのが惜しまれる。

結果的に勝ち点2を失ったヘルタだったが、原口も語っているように4-1-4-1のフォーメーションはかなり手応えがあったように思う。原口も4-2-3-1に比べると中へ入りやすく、SBのペカリークとも良いコンビネーションが出来ていた。ウイングとしてサイドに張るだけよりも原口にとってはプレイしやすい形ではないだろうか。

↓よろしければ、応援の2クリックよろしくお願いします。

サッカー ブログランキングへ
にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村
スポンサードリンク

関連記事

「バイエルン相手の大健闘で、武藤にとってガンとなる存在が浮かび上がってしまった」ドイツ・ブンデスリーガ第30節 バイエルン-マインツ

プレーオフ圏のアウグスブルクと勝ち点で並び、残留争い真っ只中のマインツ...

記事を読む

「まるで手負いの虎のように、”飢えたプレイ”を見せ続けた武藤」ドイツ・ブンデスリーガ第29節 マインツ-ヘルタ・ベルリン

一時は7位まで上り詰めたのに、現在5連敗の15位とすっかり残留争いの渦...

記事を読む

「お疲れのドルトムント、香川はトラップが好調も2度の決定機をものに出来ず」ドイツ・ブンデスリーガ第29節 ボルシア・ドルトムント-フランクフルト

昨日は10時半からマインツの武藤とケルンの大迫、アウグスブルクの宇佐美...

記事を読む

「代表じゃなくてHSVでなら、酒井高徳も長谷部に見えるんだけど」ドイツ・ブンデスリーガ第28節 ハンブルガーSV-ホッフェンハイム

今朝に行われる予定だったドルトムント対モナコのチャンピオンズリーグ準々...

記事を読む

「”左で仕掛けて右で仕留める”新しいスタイルでドッペルパックを決めた浅野」ドイツ・ブンデスリーガ2部 第28節 シュツットガルト-カールスルーエ

勝ち点7差を付けられ、3部への降格ゾーンまっしぐらで今期2人目のスロム...

記事を読む

新着記事

「進化した浦和の攻撃に、5バックマンマークは最悪の選択だった」アジア・チャンピオンズリーグ

生放送の時は他の予約とかぶっていて見られなかった、浦和とウェスタン・シ...

記事を読む

「せっかくのドッピエッタの絶好機を失敗するとは、久保もやっぱり人間だった」ベルギー・ジュビラー・プロリーグ 優勝プレーオフ第5節 ズルテ・ワレヘム-ゲント

前節は優勝プレーオフで最下位のオーステンデを相手に、久保のゴールでかろ...

記事を読む

「蔚山GKキム・ヨンデが、鹿島にまさかのトリプル逆アシスト」アジア・チャンピオンズリーグ グループE 蔚山現代-鹿島アントラーズ

現在グループ2位と順調ではあるが、この試合に負けると勝ち点1差の3位に...

記事を読む

「Jリーグの負けパターンを救った、チョン・ソンリョンともう1人」アジア・チャンピオンズリーグ 水原三星-川崎フロンターレ

昨日は酒を飲んで帰ってからの録画観戦だったので簡単に。 正直、川...

記事を読む

「個人能力ショーと化したエル・クラシコを最後に飾った、千両役者の見事な復活劇」スペイン・リーガエスパニョーラ第33節 レアル・マドリー-バルセロナ

ともにミッドウィークでチャンピオンズリーグを戦った直後のエル・クラシコ...

記事を読む

スポンサードリンク

総計カウント数 td:本日のカウント数 yd:昨日のカウント数

蹴閑ガゼッタ(旧TOP)
RSSフィード
PAGE TOP ↑