「実質3ゴール1アシスト、大迫を自由にさせ過ぎたダルムシュタット」ドイツ・ブンデスリーガ第18節 ダルムシュタット-ケルン

昨日は1日中とあるイベントに出かけていて、夜はヘロヘロ状態で試合内容はあんまり頭に入ってないので簡単な感想で。

ご存知のように、アウェイのケルンが6-1でダルムシュタットを圧倒、大迫は前半36分に左サイドへの展開からビッテンコートのクロスをフリーで叩きつけるヘディング、後半27分にはロングボールをモデストが競ったこぼれ球を大迫が拾い、GKと1対1を冷静に決めて2ゴール目、試合終了間際には縦パスを受けた大迫のキープからのスルーパスをルドニェフスが流し込みアシストと2ゴール1アシストで文句なしのMOM。

前半32分のダルムシュタットのオウンゴールも、FKのこぼれ球を拾ったオルコフスキからのグラウンダーのクロスに、大迫が飛び込んで流し込もうとした時に、ダルムシュタットのスルが競り合って出した足に当たってコースが変わった得点であり、実質大迫の3ゴール1アシスト言っても良い得点だった。

大迫が大爆発出来たのも、これまでは3バックが多くて大迫もサイドやボランチ起用を強いられていたのが、ビッテンコートが復帰した事でようやく4-4-1-1のFWに復帰できた事が大きい。大迫はキープ力と展開力があるので、高い位置に居れば居るほど、ゴール前で決定的な仕事が出来る。ケルンには大迫にパスを出せる大迫がいないので(笑)、なかなか本来の仕事をさせてもらえないが、この日はその鬱憤を晴らした格好になった。

ただ、ダルムシュタットが試合開始から明らかに危険な存在だった大迫を全くケアしなかったのも大きい。ケルンは、攻撃時には大迫がトップ下の位置に下がって縦パスを受け、そこから中盤につなげて大迫が前線に上がるという組み立てを軸にしていたのだが、その大迫のポストプレイに誰もマークに来ず、大迫の上がりも警戒する様子が見られなかった。大迫のヘディングゴールも、その形で飛び出して行った大迫を誰も見ていなかった。

まあこんだけダルムシュタットがズブズブの守備だったので次からもこんなに上手く行くとは考えられないが、FWに戻ってきた事は嬉しい限りである。でもやっぱケルンは大迫にパスを出せる清武を取ってくれないかなあ・・・