「さしもの長谷部も、GKの一発退場ハンド芸は整えられない」ドイツ・ブンデスリーガ第17節 ライプツィヒ-フランクフルト

昨日は午後9時から、スポナビライブでサウサンプトン対レスターの試合を無料中継してくれるとの事で見てみたのだが、LineLiveというスマホアプリのみの配信で、しかも自分のやり方がまずいのか縦画面の上1/3ぐらいにしか表示されず、映像なのに何をやってるか全く分からないラジオ状態だったので見るのを断念。諦めてDAZNのライプツィヒ対フランクフルトの試合に切り替え。

現在6位と好調なフランクフルトが敷いたフォーメーションは、長谷部をリベロではなくアンカーに置いた3-1-4-2という意外な布陣。今期のブンデスリーガで大旋風を巻き起こしているライプツィヒに対し、この戦術がどういう効果をもたらすのか楽しみにして見始めたのだが、いきなり序盤でその期待が消し飛んでしまうとは予想外だった。

何と試合開始わずか2分13秒で、フランクフルトのGKフラデツキーがスルーパスに反応してPAを飛び出したはいいものの、そこで足を滑らせて転んでしまい、そのままだと交わされてゴールされると思ったのか、倒れながらボールを掴んでしまって当然ながら一発レッド。しかもそのファールで与えたFKで、交代で入ったGKリントナーが一瞬逆に体重移動をしてしまい、それでも何とかボールは弾いたものの、コースが甘くてコンパーに押し込まれてフランクフルトは踏んだり蹴ったり。

その後はフォーメーションを5-3-1に変更、長谷部は中盤の真ん中でバイタルエリアを監視してボールサイドにプレスをかける役割に終始、左サイドの連携が怪しくて何度か破られはしたが、25分に1トップのレビッチがカウンターからドリブルで相手を交わし、最後のシュートというところで足を出されてしまい、フランクフルトは千載一遇のチャンスを逃してしまう。

そしてこのまま前半は1点差で折り返して後半立て直しかと思った45分に、CKからヴェルナーが頭で流したボールがゴールに吸い込まれてフランクフルトにとってはガックリの2点目。フランクフルトは後半からサイドが高めの位置に上がった3バックで何とか打開しようとするが、戦況は大きく変えられず後半はシュートゼロ。逆に後半22分に3点目を奪われ、試合はそのまま3-0で終了、フランクフルトにとってはフラストレーションだけが溜まる試合になってしまった。

とは言え、得点にはならなかったが靭帯断裂の大怪我から復帰したレビッチは、四面楚歌の状態でチャンスを2度作るなど良い働きをしていたので、フランクフルトにとっては悪い材料ばかりではなかった。チームや長谷部がどうこうではなく、こういう試合はさっさと忘れてしまって切り替えるしか無いだろう。