外国人枠の増加とホームグロウン制度で、Jリーグはプレミアリーグ化を目指す?

そろそろ忘年会のシーズンが始まってしまい、昨日は飲み会後に風呂も入らず沈没しておりました。年とともに、酒も弱くなっている事を実感するこのごろです・・・

さて当然サッカーの試合は見てないので、今日の更新は最近気になったニュースから。

Jリーグ 地元枠導入へ!「ホームグロウン制度」を検討 ― スポニチ Sponichi Annex サッカー

おそらく、この施策を導入しようとする裏にあるのは、パフュームグループとの放映権契約の際に、Jリーグをアジアのプレミアリーグ化、つまり日本人選手だけじゃなくて他国のスター選手を呼び込んで、コンテンツの価値を高めて視聴者を増やす方向を目指す口約束のようなものがあったのかもしれません。

プレミアリーグやブンデスリーガでは、外国人枠の撤廃による自国選手の不利益をカバーする意味で導入している制度ですが、日本の場合は外国人枠が5と制限されている状態なので、ホームグロウンはクラブがある地域という意味合いになるので、それが日本人選手の優遇という意味ではどれだけの効果があるかは不明です。

それに、実際に適用するとなると、どこで「地元」を線引きするのかが難しそうです。出身地、出身高校、在籍したユースチームなどの基準は千差万別ですし、地域も都道府県単位なのか、市町村まで分けるのか、クラブのホームタウンにしても県全域と市町村で広さが全然違いますしね。サッカーをする子供の数はやはり大都市が圧倒的に多いでしょうし。

しかしJリーグの百年構想、未だ不十分な面が多いクラブの地域密着につながる可能性があるという意味ではある程度の効果があるかもしれません。チャンピオンシップもそうですが、やってみてまずかったら修正すりゃいいんですから。やってみなはれ、の精神は賛成です。

あとはやはりサッカー専用スタジアムを増やすための助成や、ACLに対する補助などで、何か踏み込んだプランをやってくれる事を期待したいですね。