「サウジアラビアの怪進撃?」ロシアW杯アジア最終予選 各グループの動向

あんまり日本は良いスタートを切ってないので、左うちわ状態ではなくて心苦しい部分はあるのですが、昨日はサッカーを見ておらず、森保監督が出演した「プロフェッショナル仕事の流儀」も特に何てことは無かったので、2節を終えたアジア最終予選の各グループの動向を書いてみます。

まずグループAですが、万年アジア最終予選3位の座に甘んじていたウズベキスタンが連勝で首位ですね。シリアとカタールというグループの中では比較的力が劣る相手ではありますが、カタールのアウェイという鬼門で勝利した事は大きいです。PK無かったんかな(笑)。そしてグループ突破本命の2トップであるイランと韓国がともに勝ち点4で、得失点差で2位と3位になっています。

その下は中国、シリアが1引き分けの勝ち点1、2022年の開催国のカタールが勝ち点0の最下位。カタールは日本が何とか免れた、自力で未出場のまま開催国として出場するという不名誉な記録更新が濃厚になりつつあります。果たして、ここからいったいどういう手段で巻き返して来るのか、別の意味で目が離せませんな。

そして日本が所属するグループB。オーストラリアが順調に2勝で首位とスタートダッシュを決め、2位は何と同じく2勝でサウジアラビア。しかも、サウジアラビアはここまで決めた3得点が全部PKで、タイ戦でのものなど日本対UAE以上に疑惑の判定ですし、イラク戦はそれまでリードされていて81分から2連続PKで逆転勝ちですからね・・・イラク戦は、タイ戦よりかはまだマシですが、2本目は手がかかっているとは言え明らかにダイブで、プレミアリーグなら間違いなく倒れた方にイエローが出るプレイですよ。

なんかしたり顔で中東の笛とか言ってるうちは強くなれない、みたいな言説を見かけますが、「流される場合も多い判定」が一方のチーム側だけに、ことごとくファールと判定されるというのは明らかにおかしいですよ。UAE戦後に日本協会は判定に抗議書を提出しましたが、それが受け入れられて判定が覆ることは無いにしても、ちゃんと声を出すことはせめてもの抑止力になるので、とても重要な事です。日本サッカーの強化という話とは別の次元で、偏向判定についてはしっかり主張しなければなりません。

ホント、こういうレベルの試合でPAに近いところではファールに取られそうなプレイは一切やめておきましょう、みたいな注意をしないといけないのは本当に残念な事です。10月11日は、サウジとUAEの試合がありますが、ある意味審判の判定が楽しみではありますなあ(苦笑)。