「自縄自縛になってしまったブラジルを救ったのは、やはりエースのネイマール」リオ五輪サッカー男子 決勝 ブラジル-ドイツ

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ともにグループリーグでは1試合目と2試合目をドローで終えるスロースタートとなったブラジルとドイツだったが、どちらも尻上がりに調子を上げて勝ち上がり、とうとう決勝で対戦となった。

ブラジルにとっては自国開催のW杯で大敗した相手だけに、ここで負けてしまっては二度と祖国の土を踏めない立場になりかねないだけに、選手には凄まじいプレッシャーがかかっていたのだろう。そしてここまでローテーションをほとんどせずにベストメンバーで中2~3日で連戦して来た事もあって、ブラジルはかなりドイツに押される展開になってしまった。

準決勝のホンジュラス戦で、それまでの4-3-3フォーメーションから4-4-2への途中変更で守備が安定した事に味をしめたのか、決勝のドイツ戦では最初から4-4-2のフォーメーションにして来たのだが、それもブラジルにとっては裏目に出てしまった。ドイツも同じく守備時は4-4-2だったので完全マッチアップになり、意識が守備に傾いているブラジルはSHのジェズス、バルボーザがあまり前線に上がって来れず、ルアンとネイマールのFWが孤立してしまった。

ドイツも左SHのニャブリ以外はそんなにタレントはいないのだが、ダブルボランチを組むベンダー兄弟やマックス・マイヤー、ギンターといったブンデスリーガでお馴染みの経験豊富な選手がしっかりハードワークしてブラジルを1対1で抑えこみ、ブラジルのサイドの上がりが無いのを見越してトルジャン、クロスターマンのSBが攻撃に厚みを加えていた。

しかしドイツはサイドを攻め込みながらも11分にブランドのミドルシュート、35分にFKからベンダーがヘディングで合わせたシュートがクロスバーに弾かれ前半は得点できず。逆にブラジルはあまりチャンスらしいチャンスは無かったが、27分にゴールやや左寄りのところからネイマールが直接FKを決めてブラジルが先制してしまう。

後半の序盤はドイツが攻勢を強め、11分にトルジャンのオーバーラップからクロスをマイヤーが合わせて同点に追いつくが、その後はドイツも疲労の色が濃くなってブラジルを攻め切れず、ブラジルも観客の後押しで後半の終盤から延長にかけてはドイツ陣に攻め込むが、ラストパスやシュートの精度が甘く、ドイツGKの好守もあってリードならず。PK戦はドイツの5人目ペテルセンがGKに当てて失敗、ネイマールは妙にタイミングを外した助走で危険な匂いがしたが、きっちり決めてマラカナン・スタジアムが歓喜に包まれた。

最後にPKを決めたネイマールは涙を流していたが、それは歓喜というよりは凄まじいプレッシャーからの開放による安堵といった表情で、ブラジルW杯での大失態の後での再度自国開催、そして大敗を喫した当の相手であるドイツとの決勝という、これ以上ない重圧を考えると本当に良く優勝出来たなと本当に感心する。これで、今は低迷しているブラジルサッカーが復興するきっかけになってくれると信じたい。とにかく本当におめでとう!

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2016/08/22 | 五輪代表, 未分類

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