「長所も欠点もプチ・ナイジェリアなコロンビア」リオ五輪サッカー コロンビア戦直前展望・試合結果

今日はいよいよ運命の五輪サッカーコロンビア戦ですが、悲しき社畜の私は今日もお仕事・・・(涙) なので、試合開始30分前ではありますが、昨日はスウェーデン対コロンビアの試合を見ていたので、試合の展望を書いてみます。

コロンビアは、そんなに組織だった守備をするチームではありません。南米らしく、DFラインの4人のボールを奪う個人能力は高いですが、中盤の守備は人に引っ張られてスペースが開きがちで、日本がナイジェリア戦で見せていたような、南野や大島がバイタルエリアに顔を出してボールを受けるようなコンビネーションは十分威力を発揮する事が出来ると思います。

警戒すべきはカウンター。FWのボルハ、オーバーエイジのグティエレスはDFラインの裏、特にSBが上がったスペースを取る術に長けており、シュートの威力も十分。ナイジェリアのようにマークをぶっ千切られる身体能力は無いですが、絶妙なタイミングでスルッと抜けて行くので、DFラインの乱れは厳禁。ある程度裏を取られる事は覚悟の上で、しっかりとラインを上げて動きを牽制し、カバーリングの約束事を徹底させるべきでしょう。

そしてスウェーデン戦でも終盤は疲れて前線があまり動けなくなり、スウェーデンの攻勢を浴びてしまったように、後半まで持ちこたえられれば十分日本にもチャンスはあると思います。まあ、その持ちこたえるという話が、今回は一番問題になっているわけですが(苦笑)。

さて、日本のスタメンですが、GK:中村、DF:藤春、塩谷、室屋、植田、MF:中島、遠藤、矢島、井手口、FW:興梠、浅野とフォーメーションは4-4-2にして来ましたね。興梠、浅野が交互に前線に飛び出して相手のマークを惹きつけ、空いたバイタルエリアを上手く使っていきたいところです。とにかく早い失点だけはしないようにお願いしたいですな。

と言う訳で、試合終了。日本は終始コロンビアを押し込んでいたようですが、またもミスから失点すると藤春のオウンゴールで一時は2点差まで広げられたものの、南野と大島の投入で息を吹き返して浅野と中島のゴールで追いつき、その後もコロンビアを攻め立てたが逆転には至らなかったみたいですね。

大島と南野のバイタルを使う能力ならコロンビアを崩せるかと思ったのですが、疲労もあるのか失点するまで温存した采配には首を傾げるところですが、ひとまず首の皮一枚残ったみたいですな。コロンビアは勝点がまだ2なので、ナイジェリアとの力差を考えたら日本がスウェーデンに勝つとまだ勝ち抜きのチャンスはあると思います。スウェーデンは、グループの中では一番力が落ちる相手ですし今度こそキッチリ勝ってもらいたいですね!