「香川が大活躍だと喜んでばかりもいられない」ドイツ・ブンデスリーガ第34節 ボルシア・ドルトムント-ブレーメン

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最終節に同勝ち点で並び、勝った方(ドルトムントは引き分けでも可)がヨーロッパリーグの予選3回戦から出場する権利を得られる大一番は、クロップ監督とケールのホーム最終試合とあって気合が入ったドルトムントが序盤からブレーメンを圧倒、香川の1ゴール2アシストの活躍で有終の美を飾った。

ブレーメンは4-1-4-1のフォーメーションにして、香川の得意なバイタルエリアのスペースを消しに来たのだが、これが完全にブレーメンにとっては裏目に出てしまった。ドルトムントは、両ウイングのロイスとムヒタリアンがブレーメンのアンカーの両脇に出来たスペースを使って交互にボールを受けに下がり、SBとインサイドハーフを引きつけて早いタイミングで繋ぎ、裏のスペースに香川が絡んでチャンスメイクという流れで完全にリズムを掴んだ。

前半42分にムヒタリアンが挙げた3点目がまさにその典型例で、ロイスの絶妙なフリックから香川が流れて左サイドで受け、右サイドで飛び出したムヒタリアンに大きなサイドチェンジ、ムヒタリアンはワントラップで足元にボールを収めると、GKをあざ笑うようなループシュートという、自陣からたった5秒で流れるように決まった美しい攻撃だった。

4月末のパダーボーン、フランクフルト戦と連続して決めたゴールで、もう香川のゴール感覚は復活したと書いたのにも関わらず、そこから4試合不発に終わってしまっていたのだが、それはそもそも香川に対してまともにボールが入らなかったからであって、これだけ香川が前を向いてボールを持てたら結果を残すのは当然である。と言うか、むしろ何故そういう両ウイングによる組み立てを今までやってなかったのか不思議なぐらいである。

さて、これで勢いに乗ってヨーロッパリーグの本戦から出場権を得られるポカールの決勝と意気込みたいところではあるが、この試合でも2失点してしまった守備には依然として課題は多い。

この試合で復帰したフンメルスは動きが緩慢で、ブレーメンの攻撃陣と2対2になった場面でもあっさりパスを通される場面が多く、失点以外の場面でも決定的なシーンを何度か作られてしまっていた。同じレギュラーCBのスポティッチも決してスピードのある選手では無いし、GKヴァイデンフェラーは守備範囲が広くなく、2番手GKのランゲラクも安定感に欠けるので、もしフンメルスが残留したとしても守備陣の補強は必須だろう。

とは言え、チームの雰囲気的には最高の状態でポカール決勝を迎えることは間違いない。前節ではヴォルフスブルクに苦杯を舐めさせられてしまったが、ロイスも復帰したしムヒタリアンの調子も上がって来たし、ドルトムントがこの試合前半のような攻撃を出来れば勝てるはず。是非とも、ポカールの優勝パレードでクロップ監督の花道を飾ってもらいたい。

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