アギーレ監督退任で得をする人たちの蠢き

注意:今回のエントリーにはかなりの毒と邪推が入ってますので、読んでも忘れることをお勧めします。

さて、昨日は電撃的にアギーレ監督の退任が発表されたわけですが、それが予定項でもあったかのようにマスコミは協会の責任追及や次期監督の予想で躍動しております。

協会技術委“引責”解体へ…大仁会長「私を含む責任者の処分を検討」

大仁会長ら総退陣も!アギーレ監督解任で任命責任

まさに、これら御用マスコミの裏側でほくそ笑んでいる人たちが、アギーレ監督の退任自体よりも任命責任をもって現協会首脳の退陣、もしくはレームダック化を狙っているのが嫌でも分かります。

しかもスポニチの記事の中には「霜田技術委員長は引責で退任することが濃厚」、「技術委員会メンバーの中には『アギーレ監督が退任ならば我々も一緒に責任を負うつもり』と総辞職も辞さない構えを見せている者もいる」と、さも既定路線のように書かれておりますが、「昨年のW杯ブラジル大会後の監督選考について、原専務理事や、補佐役だった霜田・現技術委員長について選任の責任は問わない考えだ。霜田技術委員長を中心にした現体制に、次期監督の選考もゆだねられる」と会長が示したとされる朝日の記事と真っ向から対立しています。

協会、追い込まれ決断 W杯予選迫り慎重一転 アギーレ監督解任

「総辞職も辞さない構えを見せている者もいる」というのは黒幕なお方が「そうしないとダメなんじゃないの?」とリークしてるんだろと言いたくなりますが、それ故に原・霜田ラインから次期監督選考の権限を奪うことが今後の権力闘争の主眼に移っている事が伺えます。

そして案の定、次期監督の予想は御用メディアによるとオリヴェイラはともかく、ジョルジーニョ、レオナルドとか絶対に原さんや現技術委員会がリストアップしないような面子が出てきて楽しいです。この鹿島に縁が深いビッグネームを見ると、ジーコが空いてるんじゃないかと言い出して日本を暗黒に陥れた誰かさんを彷彿とさせますね(笑)。

ジョルジーニョ氏、レオナルド氏らも後任監督の候補に

では、その後ろからマスコミを操っている黒幕が誰なのかという点ですが、JFAの理事会メンバーを見ると、副会長の内の馬渕さんはお飾り、村井満さんも昨年入った外様なので除外すると、ちょうど上と下の人が居なくなって盤石の基盤を作れそうな人がいますよね。

そのお方は、協会の技術委員長だった頃に、ボールを奪ってから15秒以内にシュートを撃たないといけないというポゼッションを否定した時代遅れの戦術理論をぶち上げ、しかしトルシエアレルギーによってハイラインをも拒絶したために、低い位置で守備を固めて放り込みという最も日本人に向いていないサッカーをユース世代に浸透させ、サンキュー大熊氏や人間力山本氏といった伝説のタレントを生み出し、再度そのアレルギーによってジーコの自由サッカーや岡ちゃん、ザックのショートパス偏重サッカーという反動をもたらした元凶でもあります。

1992年にそのお方は協会入りを果たしたわけですが、その時に引き入れた人物が誰だったかを見ても、そのまた裏に誰が居るのか明白ですよね。サッカーはそちらにお任せして自分はバスケのほうに力をいれたいみたいですが、どこまで権力を広げれば気が済むんでしょうかねえ。

前回も書いたように、彼らに適当な監督を選んでもらって、それでロシアW杯出場を逃した責任で一掃できるなら、長い目で見れば日本サッカーのためになるのかもしれません。それでも権力の座にはしがみつこうとするでしょうけど(笑)。