「酒井高徳もチームも、こういう結果はとても悩ましい」ドイツ・ブンデスリーガ第19節 レヴァークーゼン-シュツットガルト

年明けからの3試合連続で、先制点を挙げながらも逆転されて1-2で敗戦という不調に陥っているシュツットガルト。じゃあ、試合内容がそんなに悪いかというと実はそうでもなかったりするのが悩ましい。

この試合でも、シュツットガルトはきっちりコンパクトな守備戦術が実現できていて、しかも12分に中途半端なクリアボールを拾ってゴラッソなゴールをライトナーが決めたのだから、本来であればもっと賢い試合運びが出来たはずである。

特に一番もったいないなと思うのは、固く守った守備から攻撃に転じてチャンスを作っても点に結び付けられる選手がいない事で、試合終了間際にイビシェヴィッチがゴール前でどフリーだったチャンスで枠を外した場面を筆頭に、せっかくのチャンスに追加点を奪えず、2点差に出来ない事である。そして我慢しきれずに同点、そして逆転・・・

レヴァークーゼンの得点は2つともシュツットガルトのミスから生まれたもので、1点目はCBリュディガーが簡単にカット出来たボールをあっさり攫われ、2点目は酒井も上がった状態でセルフジャッジからボールを奪われ、クロスに対してゴール前の守備が足りず、後ろに任せたをやっていたら最後に人が居なかったという間抜けな失点であった。

酒井高徳のプレイも決して悪くなく、以前のような不用意に上がったポジショニングからスパッと抜かれるような事は無く、DFラインと連携を取った高さを保持して守備の穴を作っていなかったが、決して酒井自身のミスでは無かったとは言え、数少ないオーバーラップの場面で失点につながってしまったのは不運としか言いようがない。

試合内容がちっとも変わってないのに勝てるようになったニュルンベルクとはちょうど逆パターンで、やはり冬の移籍で点を取れる選手が来たわけではないクラブにとっては、運が向くように辛抱強く待つしか無いだろうなあ・・・