「本田の力で黄金時代の復活はなるのか」本田圭佑ACミラン入団会見

あんまりサッカー選手について、試合でのプレイ以外の面を見たいとは思わないんですが、ブンデスはウインターブレイク中で他に見たい試合も無かったので、しぶしぶ本田のミラン入団会見の中継を見てみました(笑)。

世間ではリトルホンダだとか、サングラスだとか、10番を自ら望んだとかの話が大きく話題になってますが、個人的にそんなところよりも注目したのは、本田がアタランタ戦でファンの反応を観察していたという部分と、ミランの課題についてはもっとアグレッシブに戦うべきだと発言したところですね。

ファンの反応については、マトリとロビーニョの交代時のように、イタリア人は悪いプレイをした選手にはブーイングを浴びせる厳しさがあるという認識だけでなく、今のミランにおいて何が足りないとファンは思っているのか、それが自分が中に入った場合に選択するであろうプレイと乖離しているのかどうか、冷静に観察していたのではないかと思います。それが、アグレッシブさが足りないという発言につながっているのでしょう。

本田はかつて強かった時代のミランの試合を毎試合見ていたと語っていましたが、当時のネスタやスタム、マルディーニで組んだDFラインは鉄壁で、ピッチセンターまでCBが高く上がっても相手のカウンターをことごとく弾き返し、シェフチェンコやカカーがゴールを量産していた時に比べると、相手にやすやすとカウンターを許してしまう今のプレッシング能力に不満を感じるのは仕方ありません。

ワガママ坊やかパーティー好きしか居ないと揶揄されるミランの中で、ストイックな本田の姿勢がどこまでチームに規律とアグレッシブさを与えられるのか、新入団ではあるけどリーダーとしての役割を期待したいところです。

ただし、ガリアーニ氏の意見を見てもサッスオーロ戦でのスタメンは難しく、おそらくスタメンデビューは1/15に行われるホームでのコッパ・イタリア スペツィア戦になる可能性が高そうですが、もしかするとマーケティングのために試合が決まっていればサッスオーロ戦の後半で途中出場があるかもしれません。そうなったらまたフィーバーが凄いことになりそうですねえ。