「まずは痛み分けのイタリアダービー」イタリア・セリエA第3節 インテル-ユベントス

ここ最近、仕事があたふたしている癖にサイトサーバーの移転作業(アドレスは変わらない予定)を始めてしまったおかげで時間がなく、ちょっと手抜き気味の感想で。
早くも第3節で実現してしまったイタリアダービーだったが、3-5-2のほぼ完全マッチアップとあって、イタリアらしく守備に全く隙がなくてインテルの決定機は先制点が入るまでは長友がボレーシュートを放った場面のみという、突っ張り合いとは正反対の力が入った四つ相撲のような試合だった。
何しろ、ここ最近インテルの攻撃を牽引している両サイドに対するユベントスのケアは執拗そのもので、ジョナタンには縦へのスペースを一切作らせずにオーバーラップを封印させ、長友とサイドでマッチアップしたリヒトシュタイナーはほぼ長友に対してマンマークのような状態で、後半からはイスラに代えてスタミナ負けを防ぐ対策まで施される始末。逆サイドからのクロスに飛び込む長友の得点パターンもきっちり跳ね返されていた。
それだけに、73分にイカルディのゴールで先制した直後にジョナタンの緩慢な対応でサイドを抜かれてからビダルに決められた失点がもったいなかった。異様な緊張感を維持した中でやっとこさ得点を取ったために、選手の集中力が一瞬途切れてしまっていたように見えた。
しかし、かつてのローマダービーでの中田やオールドファームでの中村のように、欧州のビッグマッチに日本人が出場すると、互いの気合に付いて行けずに人やボールの流れから取り残されて浮き上がってしまい、試合を見ていて寂しさを感じたものだったけど、今はそういう心配はほとんど無いよな~。あ、ビッグマッチじゃないけど清武がそんな状態か・・・(苦笑) まあ、そんだけ日本サッカーに経験が備わって来たという事なんだろうけどね。