「真面目故に移籍が出来ない?」ロシア・プレミアリーグ第3節 ロコモティフ・モスクワ-CSKAモスクワ

依然としてミラン移籍の難航が続いている本田は、ロシアリーグ第3節のロコモティフ・モスクワ相手のダービーにもしっかりトップ下でフル出場し、貴重な先制点をなるFKを決めるなど大黒柱の働きで勝利に貢献した。
本田らしいと言うか、日本人らしいと言うか、どこかの植毛ストライカーとは違って(笑)移籍願望があってもプレイのクォリティは全く変わらず、要所要所でガッチリとボールをキープして溜めを作り、効果的なパス&ムーブでCSKAのリズムを形作っていた。
相変わらずの戦術は選手におまかせなスルツキ采配にも慣れたもので、CSKAはロコモティフにボールポゼッションを持って行かれながらも、ボランチに戻って来たエルムとヴェアンブロームのフィルタリングとアキンフェエフの好守で攻撃を凌ぎ、スペースが出来たところを本田、ジャゴエフ、ムサのコンビネーションで崩す形が機能し、新加入ツーバーの突貫力もアクセントになって、2節までトップ下にいたラヴが中国に電撃移籍してしまったが、チームの完成度を見るとこのメンバーが最もバランスが取れているように見える・・・ってそれじゃますます移籍出来ないじゃないか(苦笑)
やっぱり前にも書いたけど、中国やカタールならともかく、エヴァートンやスパーズなどはミランに比べると歴史や名声で劣っても実力的には同格クラスであり、ピッチやスタジアムなどの環境面も上だし、何よりCSKAが要求する満額を払う準備がある、自分を高く評価してくれているクラブに行くべきではないかと思う。
まあ、それでも本田は良く言えば純粋、悪く言えば頑固なので自分の方針をそう簡単に変えるとは思わないんだけどね・・・それにおそらくスポンサーによる補填も蹴るだろうし。夏のミラン移籍が数億で済むなら、ミンテ○アとかが喜んで出しそうなもんなんだけどね~