「とにかく対プレスとハーフカウンター」コンフェデレーションズカップ・ブラジル戦展望

さて、いよいよ今晩深夜からコンフェデが始まるわけですが、いきなり開幕戦でホームのブラジルと戦うというごっついハードルがいらっしゃいますね。
スポーツ記事に載っていたザックのブラジル戦対策を見ても、以前にロシア戦で見たブラジルの印象からはほとんど変わらず、やはり強烈な前方プレスからのハーフカウンターチームという感じですね。
とにかくブラジルはもともとマルセロとダニ・アウヴェスの両SBが高い位置をしているし、ボールを奪われても2列目が前残りしているので、ブラジルにしてみたらターンオーバーから早いタイミングでボールを奪い返せば、得点は濡れ手で粟を掴むより容易い事ですからね。
従って、日本としてはブラジルのファーストプレスをいかにいなして、DFラインやSBが上がったスペースの裏を突けるかが焦点になって来ます。グスタボ、ダビド・ルイス、チアゴ・シウバの3人がブラジルの守備の中心ですから、この3人を何とか日本の3人で突破してしまいたい。4人かけたら、と言いたいところですが、それじゃあ90分もたないしミスがあったら即失点ですからね。出来ればカウンターの瞬間にそんな人数はかけたくない。
そこでポイントとなるのは本田の使い方。前回のように1トップならば、本田のキープから遠藤の展開パスに岡崎や香川が反応、という形になるでしょうし、本田がトップ下であれば、マークを受けそうな遠藤を守備面でカバーしつつ、前田と岡崎、香川の3人による重さは無いけど切れ味に賭けたコンビネーションで攻め切るという狙いになるでしょう。とにかく先制点を取らないと勝ち目は無いので、ブラジルが落ち着いてしまう前に一発かましたいところです。
守備のポイントは、やはりネイマールとマルセロ、フッキとダニ・アウヴェスという間違いなく世界一のサイドアタックをどう封じるかに尽きます。岡崎と香川もさすがにSBのカバーに回らざるを得ないでしょうから、ネイマールとフッキに前を向いてボールを持たれる前に始末したい。となると、内田と長友の働きが極めて重要になります。
と、こう書いているだけで本当にげんなりするぐらいにキツイ展望っすね・・・まあ3点ぐらい取られるのはしゃあないにしても、何とか1点ぐらいは取れたらいいなあと思いますです(笑)。