「あくまで慣らし運転のアシスト」ロシア・プレミアリーグ第28節 ロコモティフ・モスクワ-CSKAモスクワ

昨晩は、オールド・トラフォードでのサー・アレックスラストゲームに香川が先発フル出場した試合に注目が集まったのだが、全部見るとさすがに睡眠不足になるので本田がリーグ戦に復帰した、ロコモティフ・モスクワとの試合をざっと観戦。
まあ、試合自体はCSKAの余裕勝ちというか、戦術や運動量的にはロコモティフ・モスクワもそれなりに頑張っていたんだけど、前線の個人能力の差は歴然で、イーブンボールのこぼれ球がうまく転がって来たヴァグネル・ラヴに決められると、あとはズルズル点を取られて前半のうちに勝敗が決まってしまったという感じ。
それにしてもラヴは、あれほど帰りたがっていたブラジルでフラメンゴが移籍金を払いきれず、またもロシアに再幽閉になってしまったと言うのに、案外楽しそうにプレイしているのが面白かった。案外、戦術は選手に丸投げのスルツキの下でやっているのが性に合っているのかもしれないね(笑)。
そして肝心の本田の状態は、あまり全力疾走やフィジカルコンタクトをせずに7分ぐらいの働きで足慣らしをしてましたという感じで前半のみのプレイで交代。ただ、3点目のアシストとなった前半終了間際にゴール前でのフェイントから放ったミドルシュートの場面なんかは、本来の本田らしいアイデアと軽快さが感じられ、オーストラリア戦に向けては間に合いそうな雰囲気になって来た。
今となっては真相は藪の中になってしまったけど、半月板の損傷と言われて長く戦列を離れていた長友も昨日の試合ではフル出場していたようだし、腹筋の怪我(?)でまだサウサンプトンの吉田が復帰していないのがちょっと心配だけど、シーズンも最終盤になってやっとメンバーが揃ってきたかな。試合勘の戻りは問題だけど、逆に言えば使い減りはしていないわけで、ここからコンディションをガンガン上げてもらいたいところだ。