「アーセナルに見事なリベンジ」イングランド・プレミアリーグ サウサンプトン-アーセナル

皆さん、あけましておめでとうございます。
元旦は、何とか天皇杯決勝のエントリーを書こうと思っていたのですが、年始で飲み過ぎてあっさり値落ち(笑)。2日後ともなるといまいち試合の戦評を書こうという気が起こらず、年末正月関係なく試合をやってるプレミアリーグのほうを見てしまいました。と言うわけで、サウサンプトン対アーセナルで。
6点をぶち込まれる大敗て吉田のほろ苦デビュー戦となったアーセナルが相手のホーム戦だったが、前節は7点を取って大勝していたアーセナルを、オウンゴールによる1失点に抑えての価値あるドローで新年のスタートを飾った。
ストークとの試合では右SBでの先発だった吉田は、この試合ではCBに戻ってボランチのコークが右SBを務め、コークのポジションにはデイビスが入ることになったのだが、この布陣が結果的には非常に効果的だった。
トップ下では微妙な出来だったデイビスは、献身的な守備でバイタルエリアを埋め、コークはポドルスキを全く自由にさせなかった。ストーク戦では散々だったショーもしっかり相手を抑え、当然ながら吉田も、積極的なラインコントロールでゾーンをコンパクトに保ち、ウォルコットに飛び出させるタイミングを与えなかった。ジルーを投入して2トップにされてからは厳しい対応になる事も多かったが、最後のピンチも見事なスライディングクリアでチームを救った。明らかにデブってるボルツのプレイにはヒヤヒヤしたけど・・・(笑)
攻撃面も、パンチョンは孤立させられて相変わらずパッとしない出来ではあったが、ラミレスが左ウイングからトップ下になった事で生き返り、35分の先制点はもちろん、審判の誤審でオフサイドにさせられた勝ち越しになったはずのゴールを決めるなど、久々に活躍を見せてくれた。オウンゴールをしてしまったとは言え、左に入ったド・プラードは豊富な運動量でショーをサポートしていたのも大きかった。
まあ、勝てる試合だっただけにもったいない気持ちがあるのは事実だが、急造布陣で安定感のある試合が出来たのは、今後の残留争いを戦っていく上で明るい材料になったのも確か。吉田の評価もここに来て急上昇しているようだし、ますます後半戦が楽しみである。